最新技術解説 仮想化(Virtualization) その1 - CSR特集 | 上場企業情報 Kmonos(クモノス) 業界地図・出身校地図・スポーツ地図など

最新技術解説 仮想化(Virtualization) その1

2012-12-17 00:22:59
丸山隆平

読む時間:約2分

infoseek

いま、最も注目を集めているIT技術

ソフトでハードの構成を管理する

コンピューターの価格が高かったころは、新しいマシンを導入することは大変なことでした。予算を手当し、操作する人を手当し、設置する場所も確保する必要がありました。ところがハードの価格が下がってくるに連れて、逆の現象が起こってきます。現場の決定で大量のコンピューターを導入できます。小型化で場所の心配もありません。

問題は多くのコンピューターをどのように管理するかに変わっています。

「仮想化」はこの問題を解決するための技術で、コンピューター関連の技術で現在、高い関心が集まっている技術です。

「仮想化」はサーバーやネットワーク、ストレージなどの資源の構成をソフトウエアで管理する技術のこと。利用者はハードウエアがどのような構成になっているかを気にしないでソフトウエア上でハードウエアの構成を管理することができます。

運用コストや管理不可を軽減

仮想化技術はサーバー、ストレージ、ネットワークなどITの至るところで利用されています。なかでも仮想化技術が最も普及しているのが、サーバーです。実際には1台のサーバーであるのに、複数の仮想マシン上にそれぞれプロセッサーやメモリーを備えているように扱えます。増えすぎたサーバーを高性能な1台のサーバーに統合し、運用コストや管理負担を軽減します。

また、仮想化ソフトで一元的に設定を管理できるので、複数の物理サーバーに対して1台ずつ設定せずに済むので、管理の手間も減らせます。

ITシステム全体の利用効率を最適化することも仮想化の大きなメリットです。時間帯によってプロセッサーの処理能力やメモリー容量を切り替えることで、負荷のピークが集中するオンライン系仮想マシンには、その時間帯だけプロセッサーの数やメモリー容量を増やし、逆に夜間に負荷が集中するバッチ系仮想マシンのパワーを減らす、といった柔軟な運用が可能となります。

大きく広がる仮想化技術の適用範囲

コンピューターやストレージは現在では、ピーク時の処理に対応できるように、非常に余裕のある能力を備えた装置を購入する傾向にあります。

しかし、その一方で、普段ではほとんどの能力をもて余すことになります。

仮想化技術を使えば、処理のピーク以外は、別の処理を行うようにして、利用率を高める構成を容易に構築できます。

このような「仮想化」の基本的な考え方は、メインフレームやUNIXの時代からありましたが最近は非常に高度な仮想化技術が身近になっているのが特徴です。例えばサーバーの仮想化は今ではPCサーバーで普及が始まっています。また、ネットワークの仮想化やデスクトップ、アプリケーションの仮想化も盛んに活用されるようになって来ました。

(その2へ続く)

CSR特集の記事一覧へもどる