クモノスについて

クモノスは主に上場企業の地域別の納税額を見える化するサイトです。

納税は寄付、という発想

昨今、急激に認知度が上がったふるさと納税。でも実際は、これは納税ではなく、「寄付」だということをご存知ですか?日本国内の任意の地方自治体に寄付することにより、寄付した額のほぼ全額が税額控除されるもので、別名「ふるさと寄附金」ともいわれています。もともと自分のふるさとや思い入れのある市町村に寄付をしましょうということで生まれたこの制度。最近では、各市町村の魅力的なお礼の品の数々によって、節税手段というような側面が強くなってきています。

「税金」と「寄付」言葉から受ける印象はだいぶ違いますが、企業が売上の一部を提供することにより、そこに住む人たちの日々を支えていくという所は全く同じなのです。たとえば幼稚園や学校、たとえば毎日通る道路、たとえば警察や消防、こういったものが税金により支えられており、地域によってはその大部分を企業が担っているという現実があります。

寄付は「意思」であり、「慈善」という印象が強いですが、納税は、稼いでいる企業や個人の「義務」であり、「ペナルティ」という印象が強いような気がしませんか?寄付をすれば感謝されますが、納税は義務を果たしているだけで、特別感謝されたりはしません。

また、税金は、納税者からするとなるべく払いたくないものであるのと同時に、周りからは納税額が多い人は稼いでいる=妬ましい、ずるい、そういう風にとらえられてしまうことも多いようです。10年以上前、高額納税者公示制度(いわゆる長者番付)がなくなったのも、こういうことと無関係ではなかったでしょう。

確かに、納税額が多いということは収益や収入も多いということで、社会というシステムを使って稼いでいるのだから納税することは当然のことです。



納税する企業を応援したい

それでも、クモノスはこう考えます。この当然するべき納税という行為に対して、その恩恵を受けている人が感謝の気持ちをもつ世の中のほうがみんなが幸せになれると。

ありがとうの言葉がもらえ、この会社の商品ならと選んでもらえるのだとしたら、もっとがんばろうという気持ちになるかもしれません。だからこそ納税をする企業をぜひ、応援しましょう。例えば、あなたの住む市町村に工場のある企業が払っている税金の額は、幼稚園をいくつも運営することができるくらい大きな金額だったりもするのです。

恩恵に預かっているという意識を持ったら、消費行動も変わっていくかもしれません。何かを購入する際、金額やCMの影響だけではなく、ちゃんと税金を払う企業の商品やサービスを選ぶ、という選択肢もあってもいいのではないでしょうか。

でもせっかく納税したお金も無駄に使われるのではないか?そう思う方もいると思います。確かにニュースなどでは税金の不正利用といった面ばかりがクローズアップされがちですが、各自治体では税金の使い方についてきちんと公開していて、実はきちんと使われているお金のほうがずっと多いのです。これも当たり前のことですが、こういうところをちゃんと認めてあげませんか。

企業と自治体と住人が、それぞれを認め合ってよりよい日常のためにできることをやっていく、クモノスはこんな社会を目指して、企業が支払う税金の「見える化」を進めていきます。